ハイエンドCAD NX × 3Dプリンター
3DCADと3Dプリンタを活用することで、従来の手法にとらわれずに新しいイノベーションを実現することが可能です。ここではハイエンドCADであるNXの機能と3Dプリンタを合わせることによって、部品点数の削減や軽量化を図る手法や3Dプリンタを使う上で便利な機能をご紹介いたします。
トポロジー最適化(位相最適化)
<NXで新しい製品設計>
トポロジー最適化とは設定した設計空間内で指定した条件を効率よく満たす材料分布を見つけだし最適な設計を提案してくれる手法です。
トポロジー最適化により、新しい価値創造をもたらします。
- 既存概念にとらわれない設計案の創出
- 高い強度と軽量化
- 構成部品点数の削減(11Parts → 1Part)
- 部品の軽量化(675g → 575g)
<設計を最大限に生かす3Dプリンタ製造>
3Dプリンタを使用することによって今まで製造できなった形を製造することが可能です。また3Dプリンタによる製造は企業全体のコスト削減を実現させます。
- 製品の軽量化
- アセンブリ作業の削減
- リードタイムの削減
- 廃材の低減
- 保管費用の削減
- オンデマンド対応により部品在庫コストの削減
- 現地製造による輸送費用の削減
<今回使用したプリンター>
【MfgPro230xS 概要・用途】
ナイロン粉末(PA12)を焼結して造形する3Dプリンタ―です。圧倒的なコストパフォーマンスで、製品試作から耐久テスト、実製品にも対応できる強度・耐久性の高い造形物を作成できます。
- リサイクル率80%
- 230×230×230mmの造形エリア
- 圧倒的な低価格とランニングコスト
ファセットモデルとの融合(コンバージェントモデリング)
NXのコンバージェントモデリングは、ポリゴンジオメトリーをそのまま設計へ活用できる革新的な機能です。取り込んだファセットデータを利用してCADデータを編集できます。取り込んだファセットデータとNXで作成したソリッドデータをブーリアン演算が可能です。コンバージェントモデリング機能を活用することで測定データにフィットしたCADデータの作成が可能になります。
活用事例
基礎知識
3Dプリンターとは
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