PartPro300 xT
本体納品時の梱包状態
造形までの流れ
ここではUSBメモリで印刷を行う場合の簡単なセットアップ方法をご紹介します。※本体のセットアップはエンジニアによる有償作業を推奨しております。
Step.1造形ファイルの作成
専用ソフトウェア「XYZprint」で、配置/サポート材生成・造形材料を決定します。
Step.2エクストルーダーの取り付け
※作業時は本体の電源を入れないでください。
① トップカバーを外し、エクストルーダホルダー上の白いボタンを押しながら、エクストルーダをセットします。
② フィラメントストレージボックスにガイドチューブをセットします。
Step.3フィラメントのロードの準備
① フィラメントノズルにガイドチューブをセットします。
② フィラメントストレージボックスにガイドチューブをセットします。
③ フィラメントをフィラメントストレージボックスにセットします。
④ ノズルセンサーまでフィラメントを引き込みます。
Step.4フィラメントのロードの開始
① フィラメントのアイコンを選択します。
② ロードするプリントヘッドを選択します。
③ スプールを選択します。
④ フィラメントが自動でロードされます。
Step.5プリントベッドのキャリブレーション
プリントベッドの水平を調整します。
キャリブレーションを選択することで自動調整をおこないます。※プリントヘッドの交換後におこないます。
Step.6Zオフセット
プリントノズルとプリントベッドの隙間を調整します。
① Zオフセットを選択
② ＋、－で隙間を調整し、適用を選択
※隙間は名刺1枚分（約0.2mm）
Step.7造形の開始
USBから造形データを選択し、「OK」ボタンで造形を開始します。
① USBメモリを接続します。
② USBメモリのアイコンを選択します。
③ ジョブデータを選択します。
④ 印刷を選択します。造形が開始されます。
Step.8造形完了
造形プレートから造形物を取り外し、必要に応じてサポートを除去してください。
主なメンテナンス
ノズルのクリーニング
① フィラメントをロードしていない状態で、ガイドチューブが取り付けられていない状態で、タッチパネルの設定→プリントヘッド→ノズルのクリーニングの順に選択します。
② 金属ブラシを使用しノズルの清掃をします。
③ ギアブラシを使用しギアの清掃をします。
④ 注入口用クリーニングワイヤーを使用し、上方の注入口に挿入し、ノズルの中に溜まっているフィラメントを押し出します。※リリースアームを解除した状態で作業をしてください。※清掃後は注入口用クリーニングワイヤーが非常に厚くなっているため、取り扱いに注意してください。
⑤ クリーニングワイヤーをノズルの下から挿入し清掃をおこないます。※ノズルは非常に高温になっているため作業時は注意してください。
フィーダーギアのクリーニング
フィラメントをロードしていない状態で、ギアブラシを使用し、ギアを清掃します。
推奨フィラメント保管方法
フィラメント（特にPLA素材）は湿気を吸収すると水分を含んでしまい、造形不良やノズル詰まりが生じやすくなります。
※劣化したフィラメントは非常に折れやすくなります。
フィラメント劣化による造形不良を防ぐため、造形後、以下の保管方法を推奨しております。
① 全自動防湿庫での保管
乾燥材の交換不要
メンテナンスフリーで使用可能
全自動防湿庫
品番：AD-120A
② フィラメント乾燥機での保管
真空パックは再利用が可能で、環境にやさしく実用的です。
フィラメント乾燥機
品番：ochun2vtxs1f06u131
トラブルシューティング
【造形時のコツ】
| 例：筒形状 | 造形注意点 | 配置イメージ |
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細い形状をバランスを崩さずに安定して造形するために「底面を有効にする」を選択する。
| 例：パイプ | 水溶性サポート造形注意点 | 配置イメージ |
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表面積を広くすることにより出力の安定性を向上させる。
| 例：強度が必要なモデル | 造形注意点 | 配置イメージ |
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造形密度を高くする、または、インフィルタイプを「蜂の巣」にすることにより強度が増す。
How to Use
